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玉造の家

免震構造の住宅
敷地は真田山にほど近い上町台地の北西部にある。 大阪平野を縦断する「上町断層」の端部にあり、将来予想されうる地震の被害を最小限にとどめる為、個人住宅にしてはまだめずらしい、すべり支承による基礎免震工法を採用した。上部構造は鉄骨造の5階建、PHC杭で支える地中梁の間にφ750〜φ850で、曲面半径2000mm、限界変形450mmの曲面すべり支承、9セットを設置した。 これによって、地震が起きた場合、一般の建物が地震強さの約2.5倍に増幅されて被害が甚大になるのに比べて、地震の強さの1/3まで、その被害を低減できるものと考えている。 脚もとの地盤との取り合い部をはじめ配管類を全てフレキシブルジョイントにするなど、技術的な諸問題を同時に解決しながら、 ライフサイクルコストパフォーマンスの高い高品質の住宅を目指 した。

所在地      大阪市天王寺区
主要用途     個人住宅
構造       S造
規模       地上5階建
敷地面積     240.8㎡/72.9坪
建築面積     165.7㎡/50.1坪
延床面積     547.9㎡/165.7坪
設計監理期間   2006/1~2007/6
施工       ㈱三信工務店

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