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阿波座の集合住宅

大阪市の都心に建つ単身者向けマンションである。 間口が約5.4m奥行約22m約36坪の細長い敷地である。400%の容積率を最大限に生かす為には、高さは8階建、24 m程度になる。建物の間口はスパン約4.4mで、いわゆる塔状比が5.4倍程度になり、構造的にいかにも不安定であ る。RC造(鉄筋コンクリート造)で基礎にカウンターウェイトを置くという方法も検討したが、最終的にはS造(鉄骨造)を選択した。平面計画は、各階とも2住戸の前後振り分けプランにならざるをえないが、不利となる奥側の住戸については「光庭 」をもうけ、採光問題をクリアし、居住空間と食事空間を分離可能なプランとした。1階の奥側は更に空間の有効利用のため、メゾネット型の住戸の下階としている。

所在地      大阪市西区
主要用途     集合住宅
構造       鉄骨造
規模       地上8階建
敷地面積     120.2㎡/36.4坪
建築面積     89.5㎡/27.1坪
延床面積     480,5㎡/145.4坪
設計監理期間   2005/6~2007/5
施工       ㈱榎並工務店

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