アートとは、本来誰もが持っている人間本来の感覚を呼び覚まし、精神を自由に解き放つ、もの・行為である。同時にアートは、鑑賞する人々の、「解釈をする」、「考える」、という知的作業が伴って初めて、社会的作品・行為となる。 即ち、美術館にとっては、来館者が作品を鑑賞し、感じ、考え、動く、それらを含めた全てがアートである、といえる。 私達は、「精神が自由であることを、具体的に提示する」ことを宣言した、具体派の生まれたこの地に、「訪れる人々の行動そのものがアートとなるような美術館」を提案する。