昭和54年築の旧園舎が、平成25年の耐震診断により建替えが必要となり、約100mの東寄りの敷地に新築、移転することとなった。前面を水路に遮られ、接道のない敷地であったが、開発許可、建築審査会等の同意を得て、建築が可能となった。定員213名の大規模な認定こども園である。新たに設けた接道橋に面して必要な駐車台数と園庭を確保しながら、2階建てののびやかな建築を目指した。屋上は、一部機械置場を除き、全て園庭として開放している。単調になりがちな中廊下の中ほどに、デッキの中庭空間を設け、屋上庭園までの縦動線とするとともに、廊下の天井に変化をつけて、単なる移動空間ではない遊びの空間としている。園舎を縦横無尽に行き来しながら、子供たちが元気に育ってくれることを切に願う。
所在地 大阪府門真市
主要用途 幼保連携型認定こども園
構造 鉄骨造
規模 地上3階建
敷地面積 1,426.98㎡/431.66坪
建築面積 830.16㎡/251.12坪
延床面積 1,591.01㎡/481.28坪
設計監理期間 2014/10~2017/3
施工 吉成建設株式会社