市街地の角地、約30坪の敷地に建つ。 施主は公認会計士で、1階を駐車場、2〜4階を事務所、5、 6階を自宅として使う。 北西角を隅切りされ、どの辺も直交しない不整形な地がたのなかで、階段、EV等のコア周りを西側にかため、コーナーを強調した外観としながら、執務空間は9m30cmのワンスパンとし、フレキシブルな空間を確保した。また、外観は施主の思い入れの深いレンガタイル調の炻器質タイル貼を特注した。 S造で塔状比も高いという極めて厳しい条件の中で、工法、ディテールを検討し、施主の思いを実現した。 都市型の事務所併用住宅でありながら、無機質な単調さを離れて、しっとりとした陰影と質感を持つ重厚な建築を目指した。
所在地 徳島県徳島市
主要用途 事務所+住宅
構造 S造
規模 地上6階+塔屋
敷地面積 101.8㎡/30.8坪
建築面積 91.5㎡/27.7坪
延床面積 507.3㎡/153.5坪
設計監理期間 2005/7~2006/11
施工 ㈱奥村組四国支店