
四国銀行鴨島支店

新福島ちどり保育園

フェースグループ新本社ビル

ダスキン ミュージアム

永田屋昆布本店新棟

阿波銀行北島支店

阿波銀行小松島支店

阿波銀行日和佐支店

両国本町の事務所+住宅

アロインス製薬㈱四万十工場

幸楽寿し

谷安プレジールビル

アグネスホテル徳島

北新地Tビル

ジュエリーショップ ミタニ

幼保連携型認定こども園 智鳥保育園

ちどりキッズ3施設(小規模保育施設)

御堂筋本町ちどり保育園

いちぶちどり保育園

特別養護老人ホーム - 大阪市(基本計画)
「046」A1シート.jpg)
大阪新美術館設計競技(応募案)
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某市医師会館新築工事設計競技(応募案)
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某宗教施設(コンペ応募案)

尼崎パーキング設計コンペティション(応募案)

浅草文化観光センター(コンペ応募案)

ウォームシェアスペース(コンペ応募案)

アメリカ村店舗付住宅(コンペ応募案)

あかりコンペ(コンペ応募案)
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四国銀行鴨島支店
徳島県を東西に流れる吉野川の、中流域にある鴨島町(2014年町村再編により吉野川市に編入)に建つ、地方銀行の支店である。敷地は、南側を国道に面した角地なので、建物を東側に寄せて、十分な駐車場を確保した。大きく開かれた開口部と庇、という単純な要素で、シンプルでローコストな建築を目指した。執務空間の西日対策、庇のディテール等に細心の注意を払った。
所在地 徳島県吉野川市
主要用途 銀行店舗
構造 鉄骨造
規模 地上1階
敷地面積 1,098.78㎡/332.38坪
建築面積 284.53㎡/86.07坪
延床面積 268.30㎡/81.16坪
設計監理期間 2018/1~2019/5
施工 株式会社亀井組
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新福島ちどり保育園
ちょうど矢印のような形の73坪。それが、この保育園に与えられた敷地であった。JR環状線の高架線路敷と、平行する南側道路をたよりに、道路斜線の緩和を使いながら、できるだけ南面を開放して 明るい保育室を積み重ねる、それがこの保育園の基本構成である。 階ごと、年齢別に各保育室・水まわりのとり方を工夫し、最上階の屋上遊戯場、ミニ菜園まで、この複雑で限られた敷地を最大限に生かすこと、それがこの保育園計画の命題であった。 建物の先端に配した屋外階段は、屋上では日除けの骨組となって、この建物の象徴として活気と躍動感を与えている。
所在地 大阪市福島区
主要用途 保育所(児童福祉施設等)
構造 鉄骨造
規模 地上6階
敷地面積 242.82㎡/73.45坪
建築面積 164.28㎡/49.69坪
延床面積 778.39㎡/235.46坪
設計監理期間 2016/2~2017/5
施工 旭営繕建設株式会社
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フェースグループ新本社ビル
化粧品会社の新本社ビルである。このプロジェクトには3つの課題があった。1つは、近い将来起こりうる自然災害、特に大地震に対して、安全性を確保すること。本社ビルとして、事業継続可能なように、南海トラフ地震のみならず、内陸直下型の上町断層地震に対抗できるようシミュレーションを重ね、高減衰ゴムによる制震装置をバランス良く配置した構造計画となっている。2つめは、敷地のポテンシャルを最大限に活かしきる、ということ。角地の特性を活かし、曲面を描くカーテンウォールにより最大限の床面積を確保するとともに、北西側にコアをコンパクトにまとめ、南東側に天井高2,800の快適な事務所空間を配した。3つめは、女性化粧品を扱う企業の本社ビルにふさわしいデザインに、ということ。低層部の大きな開口部は、社会に開かれた誠実な企業イメージの表象であり、その低層部を基壇として、上部のカーテンウォール部は将来の更なる発展、展開への意味を込めた。日射のコントロールも兼ねた縦方向のフィンは、見る角度によりその表情を変えながら、ファサードにリズムと連続性を与えている。また、7割以上を占める女性社員の意見を尊重し、外光の入る明るい水廻りを計画した。「真の美しさとはバランスのとれた健康美である」という企業理念が内部空間にも表現できたのではないかと思う。
所在地 大阪市中央区
主要用途 事務所
構造 鉄骨造
規模 地上10階
敷地面積 533.54㎡/161.40坪
建築面積 452.92㎡/137.01坪
延床面積 4,484.19㎡/1,356.47坪
設計監理期間 2014/11~2017/3
施工 株式会社藤木工務店大阪本店
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ダスキン ミュージアム
株式会社ダスキンの研修施設、「ミスタードーナツカレッジ」(1998年竣工)の耐震補強工事を機に、建物の用途を見直し、新たに「ダスキンミュージアム」として、生まれ変わることとなり、その設計監理を担当することとなった。2大事業であるドーナツとお掃除をメインに、1階に「ドーナツ館」、2階に「おそうじ館」を配置、そしてその他事務所機能の刷新も含めた、大規模な改修工事となった。展示構成・施工は、株式会社乃村工藝社が担当、また1階「ミスタードーナツ」店舗を含め、多数の関連業者の調整を計り、10月のオープンを迎えることが大命題であった。
ひとつの事業を遂行するために、いかに多くの人々の協力が必要か、改めて多くの教訓を得た現場であった。
所在地 大阪府吹田市
主要用途 展示場、研修所
構造 鉄骨造
規模 地上5階+地下1階
敷地面積 4,095.00㎡/1,238.74坪
建築面積 2,002.41㎡/605.73坪
延床面積 8,827.57㎡/2,670.34坪
設計監理期間 2013/8~2015/9
施工 株式会社林建設
展示構成・施工 株式会社乃村工藝社
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永田屋昆布本店新棟
創業明治6年、天満橋京町で製造販売を続ける、老舗昆布店の新棟増築である。 現代の食品製造販売に対する、様々な要求に応えるべく、新たな作業場・倉庫を設け、一部には職住近接の住まいを併設した複合施設である。既存店舗のファサードとの連続性を確保し、一体感を出すため、建物を前面道路から後退させて、道路際に和風の要素を取り入れた門構えをデザインした。江戸時代、重要な船着場「八軒家浜」があった、歴史ある天満橋京町の街並み形成に、少しでも貢献できればと思う。
所在地 大阪市中央区
主要用途 作業場、倉庫、住宅
構造 S造
規模 地上5階
敷地面積 234.7㎡/71.0坪
建築面積 147.4㎡/44.6坪
延床面積 707.5㎡/214.0坪
設計監理期間 2008/8~2012/5
施工 松井建設㈱
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阿波銀行北島支店
阿波銀行3店舗目の支店建築である。今回は、銀行店舗としての基本的機能をおさえるとともに、 時代の要請として「環境配慮型の銀行店舗とは?」というテーマのもとに設計を試みた。発注者との協議を重ねた上で、現段階で実現可能な、環境配慮のための手法を、 設計にとりいれた。
結果として、徳島県の平成22年度「ユニバーサルデザインによるまちづくり賞」を受賞した。
所在地 徳島県板野郡
主要用途 銀行
構造 S造
規模 地上2階建
敷地面積 1,211.3㎡/366.4坪
建築面積 538.1㎡/162.8坪
延床面積 795.7㎡/240.7坪
設計監理期間 2008/6~2010/10
施工 ㈱北島組
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阿波銀行小松島支店
2年前の日和佐支店に引き続き、この地域の母店となる地方銀行の支店である。 「お客様第一」の銀行のコンセプトのもとに、バックヤードをコンパクトに集約して、業務効率の向上をはかりながら、「客用空間」→「執務空間」→「バックヤード」というヒエラルキーを内部空間において構築すべく、お客様として訪れる人々が快適で気持ちのよい空間となることを目指した。 ロビーは、可動間仕切によって小さな応接室から50人程度が利用できるセミナー室まで、色々な用途に対応できるフレキシブルな空間となっている。外観はできるだけ威圧感を与えることのないよう、低く水平に延びた形態としている。 地域のシンボルとして、また災害時の拠点として、オーソドックスで飽きのこないデザインを心掛けた。
所在地 徳島県小松島市
主要用途 銀行
構造 S造
規模 地上2階建
敷地面積 1,866.3㎡/570.6坪
建築面積 635.8㎡/192.3坪
延床面積 868.9㎡/262.8坪
設計監理期間 2005/6~2009/1
施工 尾崎工業㈱
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阿波銀行日和佐支店
地域に根ざして、50年近く利用された旧店舗の老朽化に伴い、 既存店舗を営業しながら、新店舗を建て、完成後、旧店舗を取り壊し駐車場にする―という一連のスキームの中で、この計画はスタートした。 複雑な敷地形状を利用して、間口の大きな前面道路側にパブリックスペースを、裏側の道路に面する細長い部分にバックヤードを配置した。銀行にありがちなモニュメンタルなスケール感を排して、ヒューマンスケールな空間を志した。敷地の狭さをカバーし、光や風をとり入れる吹抜や、日射をコントロールする電動ルーバー、ソーラーパネル等、エコロジカルなアプローチも同時に試みた。「人にやさしい」、「地域にやさしい」、「環境にやさしい」3つのやさしさが、この建物のコンセプトである。
所在地 徳島県海部郡美波町
主要用途 銀行
構造 S造
規模 地上2階建
敷地面積 669.9㎡/202.6坪
建築面積 359.2㎡/108.6坪
延床面積 515.7㎡/156.0坪
設計監理期間 2005/6~2007/2
施工 赤松土建㈱
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両国本町の事務所+住宅
市街地の角地、約30坪の敷地に建つ。 施主は公認会計士で、1階を駐車場、2〜4階を事務所、5、 6階を自宅として使う。 北西角を隅切りされ、どの辺も直交しない不整形な地がたのなかで、階段、EV等のコア周りを西側にかため、コーナーを強調した外観としながら、執務空間は9m30cmのワンスパンとし、フレキシブルな空間を確保した。また、外観は施主の思い入れの深いレンガタイル調の炻器質タイル貼を特注した。 S造で塔状比も高いという極めて厳しい条件の中で、工法、ディテールを検討し、施主の思いを実現した。 都市型の事務所兼用住宅でありながら、無機質な単調さを離れて、しっとりとした陰影と質感を持つ重厚な建築を目指した。
所在地 徳島県徳島市
主要用途 事務所+住宅
構造 S造
規模 地上6階+塔屋
敷地面積 101.8㎡/30.8坪
建築面積 91.5㎡/27.7坪
延床面積 507.3㎡/153.5坪
設計監理期間 2005/7~2006/11
施工 ㈱奥村組四国支店
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アロインス製薬㈱四万十工場
化粧品会社の工場建築である。清流四万十川の支流のほとりに建つこの工場は、単に生産の為だけの施設ではなく、企業イメージの向上・浸透のため、多くの人を招き入れる機能を併せ持つ。全国から訪れる見学者の動線と、生産の為の動線は完全に分離され、工場内はクリーンルームに近い清浄度が保たれている。 豊かな自然に囲まれたのびやかな建築を目指した。
(第22回緑化優良工場「会長奨励賞」受賞)
所在地 高知県中村市
主要用途 化粧品工場
構造 S造
規模 地上2階建
敷地面積 16,410.1㎡/4,964.0坪
建築面積 2,261.1㎡/684.0坪
延床面積 2,526.2㎡/764.1坪
設計監理期間 2000/7~2001/8
施工 西松建設㈱
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幸楽寿し
徳島市の市街地に建つ店舗十住宅である。40年近く前から繁盛してきた店舗を、事業主が新たに土地を購入し、新築・移転することとなった。間口5.4m奥行27.5m、約45坪の、奥に深い敷地形状である。この細長い敷地を生かして、1階にカウンター席と小上り席、2階に最大40人入れる連続和室をリニアな配置で設けることができ た。また階段をオモテの客用、ウラのサービス用と、完全に分けることが可能となった。ファサードにおいては、光の演出を交えながら、人を招き入れるカタチを目指した。内装においては、和紙を通した柔らかな光と、 寿司店舗としての清潔感とがうまく調和するよう心がけた。 シンプルな中にも温かみのある空間となればと思う。
所在地 徳島県徳島市
主要用途 飲食店、住宅
構造 S造
規模 地上3階建
敷地面積 150.55㎡/45.54坪
建築面積 114.73㎡/34.71坪
延床面積 322.45㎡/97.54坪
設計監理期間 2008/10~2009/12
施工 ㈱島谷建設
-
谷安プレジールビル
「北新地」のメインストリートである「本通り」に面した商業(飲食)ビルである。 「人を迎え入れる」カタチを表現することを最大のデザインのポイントとして捉え、1階部分に黒御影石で構成された彫型的なゲートを設けた。このゲートを通り抜け、にぶく光る金属板を横に見ながら、エレベーターホールに至る。 外観は、夜の表情を意識して、シンプルにLEDのライン照明を配した。看板広告の氾濫する雑多な環境において、凛とした抑制のきいたファサードを目指した。
所在地 大阪市北区
主要用途 飲食店ビル
構造 S造
規模 地上8階建
敷地面積 134.92㎡/40.88坪
建築面積 111.14㎡/33.68坪
延床面積 714.18㎡/216.42坪
設計監理期間 2006/10~2007/11
施工 ㈱谷安組
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アグネスホテル徳島
徳島駅近くにある、築20年のホテルの全面改装計画である。 近接地で都市型ホテルを経営されているオーナーが、当ホテルを購入し、不足する客室の補充と、新たな飲食部門の展開のため、改装計画がスタートした。元は、座敷の宴会場や大浴場を持つ、観光旅館型ホテルであり、階高や設備面での制約が多くあったが、広い間口を最大限生かして、イメージを一新するように端正なファサードを目指した。1階はフロントと、デザート類を販売する「ペストリー・ブティック」、メインダイニングとして一日中機能する「カフェ」で構成されている。
所在地 徳島県徳島市
主要用途 ホテル
構造 RC+S造
規模 地上7階建
敷地面積 590.6㎡/178.7坪
建築面積 436.5㎡/132.0坪
延床面積 2173.9㎡/657.6坪
設計監理期間 2002/8~2003/8
施工 清水建設㈱ -
北新地Tビル
5thビル
いわゆる「バー」・「ラウンジ」の集合体としての建築である。和紙をサンドしたガラスを使った、光壁のファサードは、 建築に柔らかさとゆらぎを与えながら、2層分にわたって開かれ、人を招き入れるゲートとして機能している。 混沌とした街並みにおいて、1階の半分を占めるオープンスペースの存在が、このビルの個性であり、人が集まり出会う場としてのしつらいとなっている。
所在地 大阪市北区
主要用途 飲食店ビル
構造 S造
規模 地上5階建
敷地面積 133.0㎡/40.2坪
建築面積 106.1㎡/32.1坪
延床面積 468.7㎡/141.8坪
設計監理期間 2000/5~2001/9
施工 ㈱谷安組
-
ジュエリーショップ ミタニ
数年前にアーケードが外されて、あらわになったファサード全体を最大限活かすため、また、現在の商品イメージを体現する店舗とするため、改装計画が持ち上がった。
ジュエリーという、ロマンティックなモノと人とが出会うサロン的な空間として、居心地の良い場をつくること、ジュエリーを楽しみながら回遊できるよう、最大限多くのシーンをつくること、がテーマとなった。9種類のショーケースは、主役であるジュエリーによって様々に表情を変化させている。
所在地 徳島県徳島市
主要用途 店舗
構造 RC造
規模 -
敷地面積 -
建築面積 -
延床面積 74.7㎡/22.5坪
設計監理期間 2000/1~2001/4
施工 ㈱姫野組 -
幼保連携型認定こども園 智鳥保育園
昭和54年築の旧園舎が、平成25年の耐震診断により建替えが必要となり、約100mの東寄りの敷地に新築、移転することとなった。前面を水路に遮られ、接道のない敷地であったが、開発許可、建築審査会等の同意を得て、建築が可能となった。定員213名の大規模な認定こども園である。新たに設けた接道橋に面して必要な駐車台数と園庭を確保しながら、2階建てののびやかな建築を目指した。屋上は、一部機械置場を除き、全て園庭として開放している。単調になりがちな中廊下の中ほどに、デッキの中庭空間を設け、屋上庭園までの縦動線とするとともに、廊下の天井に変化をつけて、単なる移動空間ではない遊びの空間としている。田舎を縦横無尽に行き来しながら、子供たちが元気に育ってくれることを切に願う。
所在地 大阪府門真市
主要用途 幼保連携型認定こども園
構造 鉄骨造
規模 地上3階建
敷地面積 1,426.98㎡/431.66坪
建築面積 830.16㎡/251.12坪
延床面積 1,591.01㎡/481.28坪
設計監理期間 2014/10~2017/3
施工 吉成建設株式会社
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ちどりキッズ3施設(小規模保育施設)
場所の違う3ヶ所で、小規模保育施設の設計に、ほぼ同時に取り組むこととなった。 小規模とはいえ、0歳から2歳までの乳幼児の保育園として、充分な機能を持たせることは当然として、それぞれの地域性と、運営者の方針を反映させることに重点を置いた。園長先生とのディスカッションを重ね、仕様もそれぞれにオリジナルな、個性あふれる保育の空間を提供できたのではないか、と考えている。
■いちぶちどりキッズ
所在地 奈良県生駒市
述床面積 90㎡/27坪
設計監理期間 2015/10~2016/1
施工 幸豊建設株式会社
■中之島ちどりキッズ
所在地 大阪市北区
述床面積 93㎡/28坪
設計監理期間 2015/11~2016/3
施工 豊徳建設株式会社
■東野田ちどりキッズ
所在地 大阪市都島区
述床面積 52㎡/16坪
設計監理期間 2015/11~2016/3
施工 豊徳建設株式会社
-
御堂筋本町ちどり保育園
敷地は、かつての大阪商業の中心地「船場」のど真ん中にあって、間口5.6m、奥行き36.4mの典型的な「うなぎの寝床」。また、前面道路には問屋街のアーケードが連続し、両隣は8階建の建物が隣地いっぱいに建っている。安全で快適な保育園をどのような手法で創るか。幸い敷地奥に、大阪市中心部独特の「太閤下水」と呼ばれる背割り下水があった。この空間を利用して、前面道路側と背割り下水側の2方向に避難経路を設けることで、3方向の避難ルートによる積層化が可能となった。細長い敷地を活かし中央部に光庭を設け、その両サイドに縦動線(EV、屋内階段)を設置、この空間を中心として前後2つの居室を設け、そのシステムを6層積層し、屋上は一部を園庭として天空光を有効に利用する。都市部の狭小地にあって、明快でわかりやすい空間構成がこの建築の特長である。
塔状比の限界、杭のスパン、抑えられた床荷重等、種々の構造上の悪条件を克服しながら、この都市型保育園は生まれた。近隣に増え始めた共同住宅の待機児童の受け皿として、ひとつの解決策を示したのではないか、と考えている。 所在地 大阪市中央区
主要用途 保育所(児童福祉施設等)
構造 鉄骨造
規模 地上6階建+PH階
敷地面積 213.97㎡/64.73坪
建築面積 175.31㎡/53.03坪
延床面積 915.25㎡/276.86坪
設計監理期間 2013/4~2014/12
施工 藤原工業株式会社 -
いちぶちどり保育園
この計画は、生駒市の平成24年度保育所施設整備、補助事業によるものである。 敷地は、造成された高台にあり、大きな直角二等辺三角形の形状をしており、その長辺が法面になっている。生駒山系に開かれたこの敷地の眺望を生かすために、建物を三角形として、敷地に対応させて、できるかぎりの園庭を確保した。 建物は、三角形の形状を生かし、真ん中の動線空間を中心として、園庭側に育児室を配して全体をゆるやかな傾斜天井とした。 雄大な周辺環境とあいまって、のびやかな内部空間が、子供たちの自発的で創造的な活動を、引き出すことを願っている。
所在地 奈良県生駒市
主要用途 保育所(児童福祉施設等)
構造 S造
規模 地上2階建
敷地面積 2,974.2㎡/899.7坪
建築面積 625.9㎡/189.3坪
延床面積 994.8㎡/300.9坪
設計監理期間 2012/5~2013/3
施工 矢作建設工業㈱ -
特別養護老人ホーム - 大阪市(基本計画)
大阪市の高齢者福祉施設等整備法人募集に応募する事業主のため、基本計画から参画。 特別養護老人ホーム144名、ショートステイ16名で、デイサービスセンターを併設する。計画地は、大阪市住之江区の南港北にある、もと大阪市港湾局 の造成地である。関係各課との協議を重ねながら、ワンフロア2 ユニットの9層構成で、ユニットケアのモデルタイプとなる計画を目指した。海の見えるこの土地のロケーションを最大に生かすために、360° 眺望の開けた個室配置とした。
所在地 大阪府大阪市
主要用途 特別養護老人ホーム・デイサービスセンター
構造 S造
規模 地下1階地上9階建
敷地面積 4,637.4㎡/1402.8坪
建築面積 1,618.1㎡/489.5坪
延床面積 9,774.8㎡/2,956.9坪
設計監理期間 2010/3~2011/1
基本計画、基本設計、実施設計
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大阪新美術館設計競技(応募案)
アートとは、本来誰もが持っている人間本来の感覚を呼び覚まし、精神を自由に解き放つ、もの・行為である。同時にアートは、鑑賞する人々の、「解釈をする」、「考える」、という知的作業が伴って初めて、社会的作品・行為となる。 即ち、美術館にとっては、来館者が作品を鑑賞し、感じ、考え、動く、それらを含めた全てがアートである、といえる。 私達は、「精神が自由であることを、具体的に提示する」ことを宣言した、具体派の生まれたこの地に、「訪れる人々の行動そのものがアートとなるような美術館」を提案する。
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某市医師会館新築工事設計競技(応募案)
施設の老朽化、事業内容の変化に対応できない等の理由から、近接地にある駐車場敷地を使って、新しい会館を建設する計画となった。居宅介護サービスセンター等医療・介護関連の機能と、医師会会員を支援する機能、そして災害発生時に社会的使命を果たす3つの機能を併せ持つ。
地域の方々が、気兼ねなく相談に来られるように、また働くスタッフにとっては、少しでもストレスを和らげる場となるように、会員にとっては、会員相互の情報交流が活発におこなわれるサロン的施設となるように、5つの設計方針の下、基本計画をおこなった。
1.開放性-親しみやすい建築、
2.汎用性-変化に対して柔軟な空間構成、
3.快適性-市民のために、職員のために、会員のために、
4.経済性-ライフサイクルコストを減らす、
5.安全性-耐震性、セキュリティ、防災拠点として
所在地 某市
主要用途 事務所、児童福祉施設等
構造 S造
規模 地上4階建
敷地面積 721.6㎡/218.30坪
建築面積 599.3㎡/181.3坪
延床面積 1,949.4㎡/589.7坪
設計監理期間 2013/2~2013/4
(設計競技応募案) -
某宗教施設(コンペ応募案)
神道系の宗教施設のコンペ応募案である。
プログラムとして、最大500人収容の礼拝のための大空間の確保、神の座を中心とした舞台及び、それらをサポートする諸室の適正配置が求められた。礼儀、序列を重んじるこの宗教の教義にのっとり、空間のヒエラルキーを明解な形で構築することを主眼とし、計画のコンセプトである、「日本の伝統的美意識の感じられる空間の創出」を目指した。
所在地 某所
主要用途 集会所、礼拝堂、研修室
構造 SRC造一部S造
規模 地上3階建
敷地面積 1,841.39㎡/557.02坪
建築面積 962.48㎡/291.15坪
延床面積 2,589.33㎡/783.27坪
設計監理期間 2011/2~2011/6
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尼崎パーキング設計コンペティション(応募案)
高速道路での運転は、運転者にとって緊張を強いると同時に単調となりがちである。 そこで、敷地に多様なポールを設置し、人のたまりとなる場所や、全体としてランドスケープを作り出すことで、休憩に立ち寄った運転者や同乗者を癒すだけでなく、横を通り過ぎる高速道路利用者にも流れゆく景色を楽しませるパーキングエリアを提案した。
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浅草文化観光センター(コンペ応募案)
2008年募集された浅草文化観光センター の建て替え実施コンペ応募案。 魅力ある区のランドマークとしての案が求められた。「浅草広小路」の再現、「連子格子」+「緑の紋様」+「エンガワ」の外観、「雷門析」+「並木枡」が交差しながら積み上がるプラン等のコンセプトで提案。
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ウォームシェアスペース(コンペ応募案)
たま・むろ 一緒にあったまろう
(Low Carbon Life Design Award 2009応募案)
環境省とDESIGN ASSOCIATION NPOが募集。 「2020年までにCO2等の排出量25% 削減」という目標を実現するために、デザインの力で低炭素型ライフスタイルを提案するデザインアワードへの応募案。廃陶磁器・再生ガラスチップ・軽量骨材を混ぜ、繊維化樹脂で固めた現代の「むろ」 (室)。火鉢やストーブをなかに置き、貴いひとつの熱源を大切に育む。原初的なぬくもりを体現できる空間。 -
あかりコンペ(コンペ応募案)
SLIDE-スライド あかりコンペ2007 応募案
日本建築家協会主催の照明器具コンペ応募案。
24cm X 24cm X 6cmの六面体を2段重ねたカタチをした照明器具。パーツをずらすことで生まれる、様々な光の表情を楽しむあかり。